«ソナチネライフ»

キーボードを買っちゃいましたぁーーー。

ででーーーーんっっっ。



夏休みいっぱい働いたおかげで、予想以上金持ちになってて

おかげさんでYAMAHAの良いやつを買うことができました。

これからは思う存分、ピアノライフを送れそうです。


ピアノ…好きなんですよー。

自分で言うのもなんですが実は上手いんですよ。


幼稚園から、なんと高校までピアノやってて。

やってた当時はピアノなんて嫌いで嫌いでしょうがなかったから

キャリアある割には下手かもしれないんだけど。

いやはや。でもとにかく。

ピアノ弾ける部類の人間ですよワタシは。えっへん。




ピアノに関しての思い出。

大好きだった先生が居たんです。

和美先生…元気かしら。


先生は結婚するって理由で他の教室に移っちゃいました。

それをきっかけに

ワタシもピアノ教室やめたようなものなのです。

和美先生じゃなきゃやってく意味無いような気がしたし。

ま、表面は受験もあったしね。一応進学校だったから。





和美先生は、

病的なまでの細さと。

繊細で美しい顔している人で。

第一印象は最悪で。

指がイビツな形をしていて。

ピアノ弾いてみてって言われて弾いてみると

薬やってラリっちゃった薬中毒の人みたいに

ゆらゆらリズム取りだして。

突然

「そうじゃないの！」

って言って、手ー触ってきて、

なにするんかと思ったら

指の形が気になってしまわれたらしく。

そのまんま、指の形を補正されたものだ。

どきどきしちゃったじゃねぇか。




しかし。そんな第一印象に、当時中学生だったワタシは、

「この人・・・なんかイッちゃってる！！」

と本気で勘違いしてしまったのでした。



「変な先生に当たっちゃったなー。

またピアノが嫌いになったじゃねぇか。

来週から来るの辞めようかな…。」

って考えてたかもしれない。

しかし。弱虫なワタシ。

サボることも、

「あのせんせい嫌です」

とも言えず。

そのまま、1ヶ月くらい。

教室に通った頃だろうか。

それくらいになって慣れてくると

先生の素晴らしさがようやく理解できてきた。




この人はホントに全身で音楽を楽しんで聴いているから

あーんなラリラリな感じになってるんだなぁということも分かってきた。



しかも、それだけじゃないんだぞぇー。


さすが先生だけあってピアノがもんのすごーーい上手だし、

曲の歴史的背景とか。作曲家の一生とか。

どれも自分の知らないことばっかり。

色々教えてくれる先生に、いつしかワタシは。

まさしく、尊敬しちゃってました。…師匠！





授業の後に次の生徒が居なかった日とかは

先生に曲リクエストして弾いてもらったりして。


楽しかったなぁー。



コンクールの直前には土日練習にも付き合ってくれた。

終わってからお疲れ様って言ってプレゼントもくれた。

理不尽なことでは怒らなかったし。

毎日やさしかったなぁ。


・・・詰まりは。



大変良い先生でした。




先生とお別れした日、教室で泣いたことを覚えています。

卒業式の挨拶の時でも泣かなかった。

こんな薄情な私が、です。爆

今はどこでピアノを教えているかしら。元気でやっておりますか。



そんな経験をしてるからかもしれないけれど。

なんだか知らないけど無性に弾きたくなるのですよ未だに。

なんかこう…

まさに薬を欲している、薬中毒の患者の如く。爆




・・・


なーんて。

思い出話が長くなりましたが

つまりはワタシは師匠との思い出も、

ピアノも大好きなのさー♪

でももう大分指は鈍っちゃった。

がんばって元に戻さねばーー。